来日作品を見逃すな!

シャセリオーが16歳で描いた《自画像》が見られる!

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左から《自画像》油彩・カンヴァス 99×82cm 1835年 ルーヴル美術館 Photo©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi / distributed by AMF
《カバリュス嬢の肖像》油彩・カンヴァス 135×98cm 1848年 カンペール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper
《泉のほとりで眠るニンフ》 油彩・カンヴァス 137×210cm 1850年 CNAP(アヴィニョン、カルヴェ美術館に寄託) ©Domaine public / Cnap / photo: Musée Calvet, Avignon, France  
《コンスタンティーヌのユダヤ人街の情景》油彩・カンヴァス 56.8×47cm 1851年 メトロポリタン美術館 Image copyright©The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY

シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才

国立西洋美術館(東京・上野)
2月28日(火)~5月28日(日)

フランス・ロマン主義の画家テオドール・シャセリオー(1819~1856)の日本初の回顧展が開催されています。カリブ海のイスパニョーラ島のエル・リモン(現ドミニカ共和国)生まれのシャセリオーはフランス帰国後、11歳で新古典主義の巨匠ドミニク・アングルの門下に入ります。師アングルに「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめた早熟の天才は、16歳でサロンへの初出品を果たすなど、瞬く間にその才能を開花させます。やがて当時パリで爛熟期を迎えていたロマン主義芸術へ傾倒し、この二つを融合した独自の絵画世界の確立の道を歩み始めますが、病気により37歳という若さでその一生を終えます。
 シャセリオーの絵画作品数は260点ほどとされていますが、今回、ルーヴル美術館所蔵作品を中心に絵画約40点、水彩・素描約30点、版画約10点、写真、資料などが来日。シャセリオーが影響を受けた師アングル、ロマン主義の代表的画家ドラクロワ、逆に影響を与えた象徴主義の画家ギュスターヴ・モロー、ピュヴィス・ド・シャヴァンヌらの作品約20点も併せて展示されます。
 「アングルのアトリエからイタリア旅行まで」「ロマン主義へ―文学と演劇」「画家を取り巻く人々」「東方の光」「建築装飾―寓意と宗教主題」の構成で、オリエンタリスム(東方趣味)の多数の作品、後世に多大な影響を与えた今はなき壁画にも光をあて、シャセリオーの全画業に迫ります。本国フランスでも回顧展は1933年と2002年の2回しか開催されておらず、日本でまとまった作品を見ることができる貴重な機会です。本展は国立西洋美術館の単独開催です。

アングルには一時百人を超す弟子がいたが、史上に残るような逸材は少なかった。わずかにテオドール・シャセリオーの存在が光る。(中略)ボクはオルセーにある傑作『テピダリウム』を見るとき、いわゆる新古典とロマン主義の完全な一致を感じる。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』3より)

展覧会ホームページ
http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
国立西洋美術館ホームページ
http://www.nmwa.go.jp/

国立西洋美術館(東京・上野)の「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」の
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