来日作品を見逃すな!

ムリーリョ《聖母子》、レンブラント《襞襟を着けた女性の肖像》が見られる!

レンブラント
レンブラント・ファン・レイン《襞襟を着けた女性の肖像》ヨハネ・パウロ2世美術館 ©Museum John Paul Ⅱ Collection

「バロックの巨匠たち」展

佐賀県立美術館(佐賀・佐賀市)
6月17日(土)~ 7月20日(木)
鹿児島市立美術館(鹿児島・鹿児島市)
7月25日(火)~9月3日(日)

ルーベンス、レンブラント、ベラスケス、ムリーリョなど、バロックを代表する画家の作品が一堂に会する「バロックの巨匠たち」展が開催されています。「バロック」は、「歪(ゆが)んだ真珠」を意味するポルトガル語(またはスペイン語)の「バロッコ(Barroco)」を語源のひとつとする美術様式で、ルネサンス美術が理想や調和を重視したのに対し、動的な描写と劇的な明暗法によるドラマチックな表現が特徴です。
 バロック美術様式は16世紀末にイタリアで生まれ、18世紀の初頭までの約100年をかけてヨーロッパ中に広がりましたが、絵画においてはイタリアから各地に伝播する間に、その土地の風土を反映して独自の表現が発展していきました。人気となる主題にも地域性が表れ、例えばイタリアではキリスト教に関わる主題が多く、市民社会が発展したオランダでは市民の求めに応じた肖像画や静物画、世俗画など多彩な主題の作品が見られます。
 本展では、チェコ共和国最古の美術館であるプラハ国立美術館、ポーランドのヨハネ・パウロ2世美術館、フランス・ドゥエのシャルトル会修道院美術館から来日した44作品を展示。イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、ドイツのバロック絵画を、地域ごとのセクションに分けて紹介し、各地の表現の違いを通じてヨーロッパを再発見する展覧会となっています。

理想主義を掲げたルネサンスは、良くいえば人間讃歌だが、辛くいえばキレイゴトでもある。バロックはあくまでありのままの現実を、ドラマチックに表現する。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』2より)

佐賀県立美術館ホームページ
https://saga-museum.jp/museum/
鹿児島市立美術館ホームページ
http://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/