来日作品を見逃すな!

ティントレット《伊東マンショの肖像》、ブロンズィーノ《ビア・デ・メディチの肖像》が見られる!

Agnolo BronzinoRitratto di Bia De' MediciINV.1890 N.1472 s6 Paolo Veronese Venere e Mercurio presentano a Giove il figlio Anteros
左:ブロンズィーノ《ビア・デ・メディチの肖像》 油彩、板1542年頃 フィレンツェ、ウフィツィ美術館 Antonio Quattrone, Firenze
中:ドメニコ・ティントレット《伊東マンショの肖像》(部分) 1585年油彩、カンヴァス ミラノ、トリヴルツィオ財団
右:パオロ・ヴェロネーゼ《息子アンテロスをユピテルに示すヴィーナスとメルクリウス》 1561-65年頃 油彩、カンヴァス フィレンツェ、ウフィツィ美術館 Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi

遥かなるルネサンス展

青森県立美術館(青森・青森市)
7月28日(金)~9月10日(日)
東京富士美術館(東京・八王子市)
9月21日(木)~12月3日(日)

16世紀後半、日本人として記録上初めてヨーロッパに渡った「天正遣欧少年使節」。使節団のイタリアでの足跡を辿りながら、日本人が初めて見たヨーロッパ文化、イタリア・ルネサンス芸術を紹介する展覧会が開催されています。
 日本人自身の中からヨーロッパ文明の語り部となる人物を育成する必要があると考えたイエズス会宣教師ヴァリニャーノは、日本人信徒のヨーロッパ派遣を計画。天正遣欧少年使節が結成され、1582年に伊東マンショら13歳頃の少年4人が長崎を出発しました。1584年にポルトガルに到着、スペイン、イタリアのフィレンツェ、ピサを経由し、1585年3月にローマへ。ヴァチカン宮殿で教皇グレゴリウス13世に謁見するという大きな目的を果たした後、ボローニャ、ヴェネツィア、ヴェローナ、マントヴァ、ミラノ、ジェノヴァなど、イタリアの各都市に立ち寄ります。行く先々で大変な歓待を受け、各地の教会儀式に参加するなどし、見聞を広め、出発から8年半後の1590年に帰国しました。
 本展では、滞在中に彼らが目にしたかもしれない、ティントレット(1518~94)、ブロンズィーノ(1503~72)、ヴェロネーゼ(1528~88)の絵画をはじめ、タピスリー、陶器、ガラスなどの工芸品、使節団の書簡資料など約70点が展示されます。特に、2014年に偶然発見された、ティントレット工房が手掛けた《伊東マンショの肖像》は注目です。本展は青森県立美術館で開催の後、東京富士美術館に巡回します。

巨匠ティツィアーノによって完成されたヴェネツィア・ルネサンスの後を継いだのは、ティントレットとヴェロネーゼである。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』1より)

青森県立美術館ホームページ
http://www.aomori-museum.jp/
東京富士美術館ホームページ
http://www.fujibi.or.jp/