来日作品を見逃すな!

アルチンボルド《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》、スプランヘル《ヘラクレスとオムパレ》が見られる!

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左:ジュゼッペ・アルチンボルド 《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》 1591年、油彩・板、スコークロステル城, スウェーデン Skokloster Castle, Sweden
右:ヤン・ブリューゲル(父) 《陶製の花瓶に生けられた小さな花束》 1607年頃、油彩・板、ウィーン美術史美術館  ©KHM-Museumsverband

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展

福岡市博物館(福岡・福岡市)
2017年11月3日(金・祝)~12月24日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)
2018年1月6日(土)~3月11日(日)
佐川美術館(滋賀・守山市)
2018年3月21日(水・祝)~5月27日(日)

神聖ローマ帝国の皇帝、ルドルフ2世(1552~1612)のコレクションの世界を紹介する展覧会が開催されています。16世紀末から17世紀初頭、神聖ローマ帝国の皇帝として君臨したのが、ハプスブルク家のルドルフ2世です。ルドルフ2世は芸術と学問の庇護者として知られるとおり、帝都プラハの宮廷には天文学者のティコ・ブラーエやヨハネス・ケプラーなどをはじめ、数学者や錬金術師など多種多様な研究者たちが集まり、成果をあげています。芸術の分野では、果物や野菜、魚などを組み合わせたユニークな人面を描くジュゼッペ・アルチンボルドを宮廷画家として迎え、自らの自画像を描かせるなど、個性の強い作品を世に送り出しました。
 ルドルフ2世をはじめ当時のヨーロッパの貴族たちは、芸術品や工芸品、最先端の科学機器、新発見の動植物、珍奇な自然物などを集め、一室に展示して、そのコレクションを競い合っていました。ドイツ語圏では「驚異の部屋」と呼ばれたこの一室は、博物館の原型ともいわれます。
 稀代の収集家であり、独自の審美眼と芸術性を備えたルドルフ2世の「驚異の部屋」は、世界各地から集められた膨大なコレクションに加えて、彼が庇護した芸術家や科学者による創造性豊かな絵画や発明品などによって、美しさと怪しさが同居した世界を形成していました。本展では、ルドルフ2世のもとで花開いた、驚きに満ちた芸術と科学の世界を、彼が愛した芸術作品を中心に紹介します。本展は東京と滋賀に巡回予定です。

イタリア人だが、プラハの宮廷画家となったアルチンボルドは、果物や野菜、金属などで人面を描く奇怪な絵で有名になった。スプランヘルはウィーンの宮廷画家だが、今ウィーンで見られるねじれた裸婦など、これまた「北方マニエリスム」の代表といえよう。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』1より)

福岡会場ホームページ
https://rudolfukuoka.com/
福岡市博物館ホームページ
http://museum.city.fukuoka.jp/
Bunkamura ザ・ミュージアムホームページ
http://www.bunkamura.co.jp/museum/18_rudolf
佐川美術館ホームページ
http://www.bunkamura.co.jp/museum/