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目からウロコの絵画の見かた
カラヴァッジョからフェルメールまで
「四百年という気の遠くなるような時間と、何万キロという空間を飛び越えて迫って来るこの『力』は何だと思った。それこそが宗教を超えた芸術の力であった。ダヴィンチにもその力があるが、それは隠喩に満ちた遠慮勝ちのものだ。カラヴァッジョは“ずかずかと”やって来る。そしてルーベンスもレンブラントもやって来る。バロックとは、現実をドラマチックにつきつけて来るのである。だから奇妙な現実感があるのだ。そして十七世紀の後半には、オランダやベルギーで、それこそ庶民の“現実”だけを画く画家群が現れる」(あとがきより)
- 価格:¥1,800+税
- 単行本:240ページ
- 出版社: ダイヤモンド社
- ISBN:978-4-478-00724-2
- 発行日:2008/11/14
目次
- 第1回 史上三大巨人の一人、バロックの創始者カラヴァッジョ
- 第2回 バロックを体現したルーベンス
- 第3回 ルーベンスの工房から宮廷画家になったヴァン・ダイク
- 第4回 マネもゴッホも絶賛したフランス・ハルス
- 第5回 波乱の人生がレンブラントを巨人にしたか!?
- 第6回 スペインにバロックを確立したリベーラ
- 第7回 画家中の画家、ベラスケス
- 第8回 二つの顔をもつ名手ムリーリョ
- 第9回 フランス絵画の父、プサン
- 第10回 農民画家ル・ナン兄弟と、ローソクのラ・トゥール
- 第11回 西洋風景画の祖、クロード・ロラン
- 解説 十七世紀オランダ絵画
- 第12回 レンブラントの流れから名手続出 ダウ、マース、メツー
- 第13回 風景画を代表するラウスダールとカウプ
- 第14回 オランダの伝統、農民画を守ったブラウエル、オスターデ、ステーン
- 第15回 このジャンルで最高の腕をもっていたデ・ホーホの光と影
- 第16回 芸術家冥利に尽きるフェルメールの奇蹟