来日作品を見逃すな!

クリムト《ユディトI》《アッター湖畔のカンマー城III》が見られる!

写本 -1 ユディトⅠ_掲載用-1 写本 -3-B Beethoven Fries-8 _掲載用 写本 -001モーリッツ・ネーア《猫を抱くグスタフ・クリムト、ヨーゼフシュテッター通り21番地のアトリエ前にて》
左:グスタフ・クリムト《ユディトⅠ》 1901年 油彩、カンヴァス 84×42cm ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll
中:グスタフ・クリムト《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)1984年(原寸大複製/オリジナルは1901-02年) 216×3438㎝ ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna
右:モーリッツ・ネーア《猫を抱くグスタフ・クリムト、ヨーゼフシュテッター通り21番地のアトリエ前にて》1911年 写真 16.7×9.7㎝ ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Archive of the Belvedere, Vienna

クリムト展 ウィーンと日本 1900

東京都美術館(東京・上野公園)
開催中~7月10日(水)
豊田市美術館(愛知県豊田市)
2019年7月23日(火)~10月14日(月・祝)

19世紀末から20世紀初頭のウィーン美術界を革新したグスタフ・クリムト(1862~1918)の没後100年を記念する展覧会が開催されています。25点以上の油彩画をはじめ、私生活と芸術活動両面からとらえた写真やデッサン、資料など計約120点が、ウィーンのベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館をはじめ各所から集められました。クリムトといえば金を使った装飾性と世紀末らしい官能的表現、また日本美術から影響を受けた美意識が知られていますが、そこに至った背景を含めて、クリムトの華麗な世界をあますところなく観ることができます。

第1章「クリムトとその家族」は、クリムトや親友フランツ・マッチュの貴重な写真から始まります。第5章「ウィーン分離派」では、本展のポスターにもなっている黄金様式時代の代表作《ユディトⅠ》や、そのテーマが衝撃を与えた《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》、展示室の壁面に巡らされた分離派会館の壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の原寸大複製などが並びます。最後の8章「生命の円環」は、1902年作の《亡き息子オットー・ツィンマーマン》から始まる生命を凝視するクリムトに注目。赤子、若い母、老いた祖母が描かれた初来日の大作《女の三世代》で締めくくられています。

若い頃の絵には、独特のエロティシズムに溢れていた。(中略)官能性があるのは、女性の表情と構図による。旧約聖書(外典)に出てくる『ユディトⅠ』は、色仕掛けで敵将の首を取るユダヤ人女性だが、クリムトは「眼」にものを言わせている。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート5』より)

展覧会ホームページ
https://klimt2019.jp
東京都美術館ホームページ
https://www.tobikan.jp/
豊田市美術館ホームページ
https://www.museum.toyota.aichi.jp/