来日作品を見逃すな!

ラ・トゥール《女占い師》、ブーシェ《ヴィーナスの化粧》、ドーミエ《三等客車》が見られる!

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左:ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》おそらく1630年代 油彩/カンヴァス 101.9 x 123.5 cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Rogers Fund, 1960 / 60.30
右:フランソワ・ブーシェ《ヴィーナスの化粧》1751年 油彩/カンヴァス 108.3 x 85.1 cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Bequest of William K. Vanderbilt, 1920 / 20.155.9

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年

大阪・大阪市立美術館
2021年11月13日(土)~2022年1月16日(日)
東京・国立新美術館
2022年2月9日(水)~5月30日(月)

ニューヨーク・メトロポリタン美術館が所蔵する、選りすぐりの西洋絵画65点を展示する展覧会が開催されています。ティツィアーノ、カラヴァッジョ、レンブラント、ルーベンス、ゴヤ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホなど誰もが知る画家をはじめ、時代を代表する画家の作品が1人ほぼ1点ずつという豪華さ。そのうち46点が日本初公開です。
 構成は、時代順に次の3章に分けられ、第一章17点、第二章30点、第三章18点の作品を通じて、各時代の西洋絵画の特徴がおのずから立ち上がってくるようです。
第一章 信仰とルネサンス(15~16世紀)
第二章 絶対主義と啓蒙主義の時代(バロックや古典主義、ロココ様式の絵画とともに、オランダでは静物画や風俗画が発展した17~18世紀)
第三章 革命と人々のための芸術(近代化を背景に印象派やポスト印象派へと次々に新たな潮流が生まれた19世紀)

ゆったりとスペースを取った展示には、珠玉の名品を落ち着いてじっくり鑑賞できるようにとの配慮が感じられます。
 メトロポリタン美術館は、米国民の美術の教育と振興を図ることを使命に、1870年に創立した美術館です。創立以来、多くの寄付や遺贈、購入により充実したコレクションを形成し、現在では世界を代表する美術館の一つといわれています。

この展覧会は、東京・国立新美術館に巡回する予定です。新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、大阪会場はオンラインでの日時指定予約制となっています(館窓口での当日券販売も実施しています)。詳細は展覧会公式サイトでご確認ください。

ニューヨークにはメトロポリタンに、(ドーミエの)傑作『三等車(三等客車)』がある。最下級の三等車に乗る労働者階級の人びと。明暗を巧みに使って、産業革命が生んだ階級の人びとを画き出している。ドーミエの大衆は、組織された二十世紀の大衆と違い、「孤独な大衆」とも呼びたい人びとである。三等列車の人びとも、それぞれ自分達のことを考えているようだ。全く身辺の事柄を描いているのだが、全く写実ではなく、その背後にある人びとの心情がにじみ出てくるのだ。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート4』より)

展覧会公式サイト
https://met.exhn.jp/
大阪市立美術館ホームページ
https://www.osaka-art-museum.jp/
国立新美術館ホームページ
https://www.nact.jp/