来日作品を見逃すな!

ヴァン・ドンゲン《パリジェンヌ または 美の小径》《楽しみ》が見られる!

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《楽しみ》1914年 油彩、カンヴァス グルノーブル美術館蔵(アグット=サンバ遺贈)Amusement, 1914, huile sur toile, Musée de Grenoble, Legs Agutte-Sembat ©Ville de Grenoble / Musée de Grenoble – J.L. Lacroix ©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022
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キース・ヴァン・ドンゲン展 ―フォーヴィスムからレザネフォル

東京・パナソニック汐留美術館
2022年7月9日(土)〜9月25日(日)

顔も首も身体も細長い人物画が独特の、キース・ヴァン・ドンゲン(1877~1968)の個展です。
 1899年にオランダ・アムステルダムからフランス・パリに移り、モンパルナスの画家たちと交わりながら、独自の色彩とレアリスム表現を守り続け、常に売れっ子の画家だったヴァン・ドンゲン。
 本展覧会は「新印象派からフォーヴィスムへ」、「フォーヴィスムの余波」、「レザネフォル」の3章で構成され、各時代の特徴と全時代を貫く個性が、理解しやすい展示となっています。レザネフォルは「狂乱の20年代」の仏語。第一次世界大戦(1918年末終結)後から世界恐慌(1929年ウォール街大暴落)の10年間の科学、文化、社会が大きく近代化した時代を指しています。
 『キプリングの最も美しい物語』の挿絵のコーナーもお見逃しなく。

オランダ生まれのキース・ヴァン・ドンゲンは特有の眼のきつい女性の肖像画や風俗画で鋭いところを見せた。将来を期待されたが、後年はパトロン達の肖像画ばかり画いて、ぜい沢な暮らしを選んだようだ。(中略)
 さてエコール・ド・パリを総括すると、印象派のアンチテーゼの時代で、フォーヴにしろ、キュビズムにしろ、表現主義、シュールリアリズム、どんどん絵画芸術が理屈っぽくなり、理論や新しさが優先される。そんな中パリに集まった外人達は、情緒や哀愁溢れる絵を画いた。ボクはこのグループに、近代絵画の最後の抒情を見るのである。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート5』より)

パナソニック汐留美術館ホームページ
https://panasonic.co.jp/ew/museum/