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誰も知らなかった絵画の見かた
ゴヤ、ターナー、ドラクロワをどう見るか
「十八世紀は実に興味深い世紀であり、変動の激しい時代であった。美術の面でもフランスに続いてイギリスが本格的に登場する。バロック一色だった十七世紀と違い、ロココ、新古典主義、ロマン主義、自然主義など、多様なスタイルが登場し、来るべき十九世紀を予感させるような絵画も発見できる。日本では今ひと息知られていないようだが、想像以上に面白い時代である。それでは明るく、軽く、少々エロティックなロココから描いてみたい」(まえがきより)
- 価格:¥ 1,800+税
- 単行本: 218ページ
- 出版社: ダイヤモンド社 (2010/4/9)
- ISBN-10: 4478013284
- ISBN-13: 978-4478013281
- 発売日: 2010/4/9
目次
- 第1回 ロココ絵画を代表する夭折の天才ヴァトー
- 第2回 ロココの〝時代〟を画いた万能の職人、ブーシェ
- 第3回 使命をもってロココを完成させたやはり「万能」のフラゴナール
- 第4回 対照的な二人 甘いグルーズとシャルダン
- 第5回 ロココから出て、近代絵画の祖となった巨人、ゴヤ
- 第6回 文字通りイギリス絵画の「父」となったホガースと風刺画
- 第7回 十八世紀のイギリス絵画の双璧レノルズとゲインズバラ
- 第8回 「自然主義」で、実は「ロマン主義」だったカンスタブルの芸術
- 第9回 「品行」のために爵位はもらえなかったがターナーはイギリス最大の画家
- 第10回 とにかく〝熱い人〟だった新古典主義の巨匠ダヴィッド
- 第11回 果してアングルは新古典主義者だったのか?
- 第12回 画きたいものだけを画いたロマン主義の創始者ジェリコー
- 第13回 孤独と病魔と斗いながらロマン主義を確立したドラクロワ
- 第14回 トラウマを背負って生きたドイツ・ロマン派のフリードリッヒ