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3人生が楽しくなる絵画の見かた

ゴッホ以後の100年をどう見るか

人生が楽しくなる絵画の見かた

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六十五歳にしてボクが手に入れた、「偉大な天才達と会話できる喜び」を、一人でも多くの日本人と共有したいと、それだけを念じていた。そして無謀にも船出してしまったのである。あれから四年、第一巻のルネサンス篇から、第二巻のバロック、第三巻のロココと新古典、ロマン主義、そして遂に第四巻で十九世紀の印象派まで辿りついた。(中略)「辿りついて未だ山麓」が、執筆前の気持ちである。今まではほとんど好きな画家について書いてきた。もちろん本巻にも、「この人について書きたくて始めた」ゴッホがいる。ゴッホについては、一冊の本になるほど書きたいことがある。しかしその一方で、二十世紀以降の西洋絵画には、どうしても賛同できないものも多い。これはどの芸術のジャンルでも、二十世紀には行きついた矛盾であり、相克であった。(まえがきより)

  • 価格:¥1,800+税
  • 単行本:272頁
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • ISBN:978-4-478-02120-0
  • 発売日:2012/4/12

目次

  • 第1回 人間不在のセザンヌの作品にボクは感動したことがない!
  • 第2回 溢れんばかりの才能を堕落させたゴーギャンの出世欲
  • 第3回 生き急いだ超天才ゴッホ 夢は百年後に立派にかなえられている
  • 第4回 「新様式の旗手」といわれたが理論的すぎたかもしれないスーラ
  • 第5回 誰の真似でもない彼だけの芸術を生み出したクリムト
  • 第6回 28歳で夭折したシーレは、エロスだけでなく、家並みも美しい
  • 第7回 どんなエロティックなヌードでもモディリアーニの絵はなぜか哀しい
  • 第8回 不幸な容姿になったロートレックを支えたのは「実存主義」だったか!?
  • 第9回 近代絵画の最後の抒情を画いたエコール・ド・パリの「外人」達
  • 第10回 ドイツ表現主義に先んじて独特の世界を生んだ北欧のムンク
  • 第11回 マティスは、絵画の再現性や立体感を拒否し、平面で色彩に語らせた
  • 第12回 一人の女と風景だけを画きつづけたボナールは、幸せな「変わりもの」だった
  • 第13回 セックスにつき動かされたピカソは果たして幸せだったろうか
  • 第14回 見るものに謎解きや、勝手に物語をつくらせてくれるホッパーの世界

BOOKS

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