来日作品を見逃すな!

アルチンボルドの『四季』『四大元素』の8作品が見られる!

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左:ジュゼッペ・アルチンボルド《春》 1563年 油彩/板 マドリード、王立サン・フェルナンド美術アカデミー美術館蔵 
© Museo de la Real Academia de Bellas Artes de San Fernando. Madrid
右:ジュゼッペ・アルチンボルド《水》 1566年 油彩/板 ウィーン美術史美術館蔵 © KHM-Museumsverband

アルチンボルド展

国立西洋美術館(東京・上野)
6月20日(火)~9月24日(日)

果物や野菜、魚や書物などを複雑に組み合わせて描く、ユニークな肖像画で有名なマニエリスムの画家、ジュゼッペ・アルチンボルド(1526~1593年)の大回顧展が日本で初めて本格的に開催されています。代表作である『四季』の《春》《夏》《秋》《冬》と『四大元素』の《大気》《火》《大地》《水》が世界各地から集結。これら8作品が一堂に会して公開されるのは本邦初です。
 アルチンボルドはイタリア・ミラノに生まれ、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷画家として活躍します。歴代の神聖ローマ皇帝の中でも自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世の両名には特別な寵愛を受け、多くの学者や知識人が集う宮廷で、皇帝の多様なコレクションに触れながら、自然科学を探究し、画家としての腕を磨いていきます。動植物を組み合わせた作品はどれもユニークですが、絵画を構成するモチーフ(動植物)の一つひとつは写実的で非常に精巧に描かれています。たとえば《水》は、横顔の頭像を構成する約60種の水棲生物すべてが博物学的正確性を持って描かれており、分類が可能です。
 本展ではアルチンボルドのアートディレクターとしての側面についても紹介しています。その一端がわかるのが、ルドルフ2世が催した馬上試合のための装飾デザイン素描10点です。飾り馬具のデッサンなどその力強い素描の中に、時代を超えた美しいデザインをみつけることができます。また、アルチンボルドに影響を与えたといわれるレオナルド・ダ・ヴィンチの貴重な素描をはじめ、アルチンボルドの発想の謎を解く手がかりとなる作品も多数展示されます。本展は国立西洋美術館の単独開催です。

アルチンボルドの奇怪な手法が、二十世紀のシュールレアリズムの参考にされたという説もある。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』1より)

展覧会ホームページ
http://arcimboldo2017.jp/
国立西洋美術館ホームページ
http://www.nmwa.go.jp/

国立西洋美術館(東京・上野)の「アルチンボルド展」のチケットを5組10名様にプレゼント

ご希望の方は、ご希望の展覧会名、お名前、郵便番号、ご住所、年齢、「『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』でめぐる世界の美術館」または『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』シリーズの感想を添えて、下記よりご応募ください。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお当選はチケット発送をもってかえさせていただきます。重複のご応募は無効となります。
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ムリーリョ《聖母子》、レンブラント《襞襟を着けた女性の肖像》が見られる!

レンブラント
レンブラント・ファン・レイン《襞襟を着けた女性の肖像》ヨハネ・パウロ2世美術館 ©Museum John Paul Ⅱ Collection

「バロックの巨匠たち」展

佐賀県立美術館(佐賀・佐賀市)
6月17日(土)~ 7月20日(木)
鹿児島市立美術館(鹿児島・鹿児島市)
7月25日(火)~9月3日(日)

ルーベンス、レンブラント、ベラスケス、ムリーリョなど、バロックを代表する画家の作品が一堂に会する「バロックの巨匠たち」展が開催されています。「バロック」は、「歪(ゆが)んだ真珠」を意味するポルトガル語(またはスペイン語)の「バロッコ(Barroco)」を語源のひとつとする美術様式で、ルネサンス美術が理想や調和を重視したのに対し、動的な描写と劇的な明暗法によるドラマチックな表現が特徴です。
 バロック美術様式は16世紀末にイタリアで生まれ、18世紀の初頭までの約100年をかけてヨーロッパ中に広がりましたが、絵画においてはイタリアから各地に伝播する間に、その土地の風土を反映して独自の表現が発展していきました。人気となる主題にも地域性が表れ、例えばイタリアではキリスト教に関わる主題が多く、市民社会が発展したオランダでは市民の求めに応じた肖像画や静物画、世俗画など多彩な主題の作品が見られます。
 本展では、チェコ共和国最古の美術館であるプラハ国立美術館、ポーランドのヨハネ・パウロ2世美術館、フランス・ドゥエのシャルトル会修道院美術館から来日した44作品を展示。イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、ドイツのバロック絵画を、地域ごとのセクションに分けて紹介し、各地の表現の違いを通じてヨーロッパを再発見する展覧会となっています。

理想主義を掲げたルネサンスは、良くいえば人間讃歌だが、辛くいえばキレイゴトでもある。バロックはあくまでありのままの現実を、ドラマチックに表現する。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』2より)

佐賀県立美術館ホームページ
https://saga-museum.jp/museum/
鹿児島市立美術館ホームページ
http://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/

ブリューゲルの「バベルの塔」、ボスの「放浪者(行商人)」「聖クリストフォロス」が見られる!

聖クリストフォロスbosu 大きな魚は小さな魚を食す バベルの塔 
左:ヒエロニムス・ボス「聖クリストフォロス」1500年頃、油彩、板、Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands (Koenigs Collection)
中:ピーテル・ブリューゲル1世、彫版:ピーテル・ファン・デル・ヘイデン「大きな魚は小さな魚を食う」1557年、エングレーヴィング、Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands
右:ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」1568年頃、油彩、板、Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―

東京都美術館(東京・上野)
4月18日(火)~7月2日(日)
国立国際美術館(大阪・中之島)
7月18日(火)~10月15日(日)

ブリューゲルの「バベルの塔」を中心に、16世紀のネーデルラント美術を紹介する展覧会が開催されています。オランダを代表する美術館であるボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館から、ブリューゲルの傑作「バベルの塔」が24年ぶりに来日。現存する油彩画が約25点しかないという奇想の画家、ヒエロニムス・ボスの「放浪者(行商人)」「聖クリストフォロス」の2点の初来日も話題です。
 ネーデルラントは現在のベルギーとオランダにまたがる地域で、ブリュージュやアントワープなどの国際貿易都市を中心に、14世紀末から16世紀末にかけて発展しました。本展では、木彫の粋を尽くした彫刻作品、宗教から始まり風景や風俗へと主題が変遷していく油彩画、怪物モチーフ満載のボスの作品、ボスに倣った版画や絵画、ブリューゲルの「バベルの塔」へという展示構成によって、「バベルの塔」へとつながる16世紀ネーデルラント美術の流れを、89作品を通して辿ります。
 「バベルの塔」においては、新しい試みとして東京藝術大学COI拠点の特別協力により制作された、原画の約3倍の複製画も展示。3DCG映像シアターでは、実際にバベルの塔に足を踏み入れたかのような雰囲気が味わえる映像も上映されます。この新しい試みにより、ブリューゲルの微に入り細を穿った描写が体感でき、「バベルの塔」の凄さをより実感できます。本展は大阪へ巡回します。

ブリューゲルの特徴を二つ。一つはほとんどすべての画が、鳥瞰図(いわゆる俯瞰――高い位置から画かれる)になっており、われわれは彼と一緒に「神の眼」(?)になって全体を見ることになる。そして巧みな遠近法や、多くは中景にある介在物に導かれて、われわれは細かいところも見せられる。そこで彼の卓越した技にもう一度驚嘆させられるのだ。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』1より)

展覧会ホームページ
http://babel2017.jp/
東京都美術館ホームページ
http://www.tobikan.jp/
国立国際美術館ホームページ
http://www.nmao.go.jp/

東京都美術館(東京・上野)の
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展のチケットを5組10名様にプレゼント

ご希望の方は、ご希望の展覧会名、お名前、郵便番号、ご住所、年齢、「『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』でめぐる世界の美術館」または『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』シリーズの感想を添えて、下記よりご応募ください。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお当選はチケット発送をもってかえさせていただきます。重複のご応募は無効となります。
終了しました。ご応募ありがとうございました。

ハルス《手袋を持つ男の肖像》、デ・ホーホの《女主人とバケツを持つ女中》が見られる!

ren sha dehoho 
左:レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《運命を悟るハマン》1660年代前半 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
中:ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン《食前の祈り》1744年 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
右:ピーテル・デ・ホーホ《女主人とバケツを持つ女中》1661-1663年頃 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち

森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)
2017年3月18日(土)~6月18日(日)
愛知県美術館(愛知・名古屋)
2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)
兵庫県立美術館(兵庫・神戸)
2017年10月3日(火)~2018年1月14日(日)

エルミタージュ美術館の膨大なコレクションの中核を成す、16世紀ルネサンス時代から17世紀バロックを経て18世紀ロココに至る、西洋絵画の巨匠「オールドマスター」の傑作を紹介する展覧会が開催されています。
 エルミタージュ美術館は帝政ロシア時代の首都であったサンクトペテルブルクにあるロシアを代表する世界的美術館です。エカテリーナ2世(在位1762-1796)が1764年にドイツの実業家から317点の絵画を取得したのが始まりといわれています。その後、歴代皇帝が国家の威信にかけて収集した、1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのほか、世界中の美術品、文物など約310万点を所蔵しています。
 本展では、「イタリア:ルネサンスからバロックへ」「オランダ:市民絵画の黄金時代」「フランドル:バロック的豊穣の時代」「スペイン:神と聖人の世紀」「フランス:古典主義的バロックからロココへ」「ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で」の国・地域別構成で、エルミタージュ美術館で常設展示されている、ティツィアーノ、クラーナハ、レンブラント、ルーベンス、デ・ホーホ、ヴァン・ダイク、ヴァトー、ブーシェ、シャルダンなどの油彩85作品を展示。西洋絵画の王道ともいうべき作品群が鑑賞できる展覧会です。本展は名古屋と神戸に巡回します。

彼(デ・ホーホ)の絵には「前景」というものがほとんどない! これも彼の特徴の一つで、綿密な一点透視法によって遠近感や三次元空間は表現されているので、特に短縮法は不要だったのだろう。たとえばエルミタージュで見た『女主人に手桶を見せる女中(女主人とバケツを持つ女中)』など、前景はゼロである。色彩豊かに描かれた二人の女と家、実に赤が巧く使われている。そしてわれわれの眼は中景から遠景へ誘われていく。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』2より)

展覧会ホームページ
http://hermitage2017.jp/
森アーツセンターギャラリーホームページ
http://www.roppongihills.com/museum/
愛知県美術館
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/
兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp/

森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)の
「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」のチケットを
5組10名様にプレゼント

ご希望の方は、ご希望の展覧会名、お名前、郵便番号、ご住所、年齢、「『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』でめぐる世界の美術館」または『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』シリーズの感想を添えて、下記よりご応募ください。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお当選はチケット発送をもってかえさせていただきます。重複のご応募は無効となります。
終了しました。ご応募ありがとうございました。