来日作品を見逃すな!

ハルス《手袋を持つ男の肖像》、デ・ホーホの《女主人とバケツを持つ女中》が見られる!

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左:レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《運命を悟るハマン》1660年代前半 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
中:ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン《食前の祈り》1744年 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
右:ピーテル・デ・ホーホ《女主人とバケツを持つ女中》1661-1663年頃 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち

森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)
2017年3月18日(土)~6月18日(日)
愛知県美術館(愛知・名古屋)
2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)
兵庫県立美術館(兵庫・神戸)
2017年10月3日(火)~2018年1月14日(日)

エルミタージュ美術館の膨大なコレクションの中核を成す、16世紀ルネサンス時代から17世紀バロックを経て18世紀ロココに至る、西洋絵画の巨匠「オールドマスター」の傑作を紹介する展覧会が開催されています。
 エルミタージュ美術館は帝政ロシア時代の首都であったサンクトペテルブルクにあるロシアを代表する世界的美術館です。エカテリーナ2世(在位1762-1796)が1764年にドイツの実業家から317点の絵画を取得したのが始まりといわれています。その後、歴代皇帝が国家の威信にかけて収集した、1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのほか、世界中の美術品、文物など約310万点を所蔵しています。
 本展では、「イタリア:ルネサンスからバロックへ」「オランダ:市民絵画の黄金時代」「フランドル:バロック的豊穣の時代」「スペイン:神と聖人の世紀」「フランス:古典主義的バロックからロココへ」「ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で」の国・地域別構成で、エルミタージュ美術館で常設展示されている、ティツィアーノ、クラーナハ、レンブラント、ルーベンス、デ・ホーホ、ヴァン・ダイク、ヴァトー、ブーシェ、シャルダンなどの油彩85作品を展示。西洋絵画の王道ともいうべき作品群が鑑賞できる展覧会です。本展は名古屋と神戸に巡回します。

彼(デ・ホーホ)の絵には「前景」というものがほとんどない! これも彼の特徴の一つで、綿密な一点透視法によって遠近感や三次元空間は表現されているので、特に短縮法は不要だったのだろう。たとえばエルミタージュで見た『女主人に手桶を見せる女中(女主人とバケツを持つ女中)』など、前景はゼロである。色彩豊かに描かれた二人の女と家、実に赤が巧く使われている。そしてわれわれの眼は中景から遠景へ誘われていく。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』2より)

展覧会ホームページ
http://hermitage2017.jp/
森アーツセンターギャラリーホームページ
http://www.roppongihills.com/museum/
愛知県美術館
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/
兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp/

森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)の
「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」のチケットを
5組10名様にプレゼント

ご希望の方は、ご希望の展覧会名、お名前、郵便番号、ご住所、年齢、「『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』でめぐる世界の美術館」または『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』シリーズの感想を添えて、下記よりご応募ください。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお当選はチケット発送をもってかえさせていただきます。重複のご応募は無効となります。
ご応募はこちらから

シャセリオーが16歳で描いた《自画像》が見られる!

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左から《自画像》油彩・カンヴァス 99×82cm 1835年 ルーヴル美術館 Photo©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi / distributed by AMF
《カバリュス嬢の肖像》油彩・カンヴァス 135×98cm 1848年 カンペール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper
《泉のほとりで眠るニンフ》 油彩・カンヴァス 137×210cm 1850年 CNAP(アヴィニョン、カルヴェ美術館に寄託) ©Domaine public / Cnap / photo: Musée Calvet, Avignon, France  
《コンスタンティーヌのユダヤ人街の情景》油彩・カンヴァス 56.8×47cm 1851年 メトロポリタン美術館 Image copyright©The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY

シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才

国立西洋美術館(東京・上野)
2月28日(火)~5月28日(日)

フランス・ロマン主義の画家テオドール・シャセリオー(1819~1856)の日本初の回顧展が開催されています。カリブ海のイスパニョーラ島のエル・リモン(現ドミニカ共和国)生まれのシャセリオーはフランス帰国後、11歳で新古典主義の巨匠ドミニク・アングルの門下に入ります。師アングルに「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめた早熟の天才は、16歳でサロンへの初出品を果たすなど、瞬く間にその才能を開花させます。やがて当時パリで爛熟期を迎えていたロマン主義芸術へ傾倒し、この二つを融合した独自の絵画世界の確立の道を歩み始めますが、病気により37歳という若さでその一生を終えます。
 シャセリオーの絵画作品数は260点ほどとされていますが、今回、ルーヴル美術館所蔵作品を中心に絵画約40点、水彩・素描約30点、版画約10点、写真、資料などが来日。シャセリオーが影響を受けた師アングル、ロマン主義の代表的画家ドラクロワ、逆に影響を与えた象徴主義の画家ギュスターヴ・モロー、ピュヴィス・ド・シャヴァンヌらの作品約20点も併せて展示されます。
 「アングルのアトリエからイタリア旅行まで」「ロマン主義へ―文学と演劇」「画家を取り巻く人々」「東方の光」「建築装飾―寓意と宗教主題」の構成で、オリエンタリスム(東方趣味)の多数の作品、後世に多大な影響を与えた今はなき壁画にも光をあて、シャセリオーの全画業に迫ります。本国フランスでも回顧展は1933年と2002年の2回しか開催されておらず、日本でまとまった作品を見ることができる貴重な機会です。本展は国立西洋美術館の単独開催です。

アングルには一時百人を超す弟子がいたが、史上に残るような逸材は少なかった。わずかにテオドール・シャセリオーの存在が光る。(中略)ボクはオルセーにある傑作『テピダリウム』を見るとき、いわゆる新古典とロマン主義の完全な一致を感じる。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』3より)

展覧会ホームページ
http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
国立西洋美術館ホームページ
http://www.nmwa.go.jp/

国立西洋美術館(東京・上野)の「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」の
チケットを10組20名様にプレゼント

ご希望の方は、ご希望の展覧会名、お名前、郵便番号、ご住所、年齢、「『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』でめぐる世界の美術館」または『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』シリーズの感想を添えて、下記よりご応募ください。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお当選はチケット発送をもってかえさせていただきます。重複のご応募は無効となります。
終了しました。ご応募ありがとうございました。

ミュシャの傑作《スラヴ叙事詩》全20作品が初来日!

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左:《スラヴ叙事詩「原故郷のスラヴ民族」》 1912年 プラハ市立美術館 ©Prague City Gallery
右:《ジスモンダ》 1895年 堺市

国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業「ミュシャ展」

国立新美術館(東京・六本木)
3月8日(水)~6月5日(月)

アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)の連作《スラヴ叙事詩》全20点が、チェコ共和国以外で初めて一堂に会する展覧会が開催されています。ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家として知られていますが、代表作《スラヴ叙事詩》と、そこへ至る道のりを「ミュシャとアール・ヌーヴォー」「世紀末の祝祭」「独立のための闘い」「習作と出版物」のテーマに分けて、丁寧に紹介する展覧会です。
 ミュシャは、現在のチェコ東部にあたるオーストリア領モラヴィアに生まれました。19歳でオーストリア・ウィーンの舞台美術工房で助手として働きながらデッサンの勉強を始めます。その後、ドイツ・ミュンヘンの美術アカデミーを卒業し、27歳でフランス・パリのアカデミー・ジュリアンに入学、数々の芸術家と知り合い刺激を受けながら、絵画の研鑽を積みます。1995年、34歳の時に、美声で人気だった大女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手掛け、それが大評判となり名声を勝ち取ります。華やかで洗練されたポスターや挿絵、装飾パネル、その優美な作風は多くの人を魅了しました。
 ミュシャは商業作品を制作する一方で、故郷のチェコやミュシャ自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品も数多く描いています。その集大成が1911年から約16年の歳月をかけて描いた連作《スラヴ叙事詩》です。古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史への想いを、縦6メートル、横8メートルに及ぶカンヴァスに描いた迫力の作品群です。本展は「国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業」として、国立新美術館で単独開催されます。

チェコにはミュシャがいた。挿絵画家でいるところを、パリの人気女優サラ・ベルナールに登用され、彼女の芝居のポスターで一躍人気ものになった。非常に装飾的な画法で、まさにポスターにぴったりである。(『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』4より)

展覧会ホームページ
http://www.mucha2017.jp/
国立新美術館ホームページ
http://www.nact.jp/

国立新美術館(東京・六本木)の「ミュシャ展」展のチケットを5組10名様にプレゼント

ご希望の方は、ご希望の展覧会名、お名前、郵便番号、ご住所、年齢、「『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』でめぐる世界の美術館」または『大橋巨泉の美術鑑賞ノート』シリーズの感想を添えて、下記よりご応募ください。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。なお当選はチケット発送をもってかえさせていただきます。重複のご応募は無効となります。
終了しました。ご応募ありがとうございました。