美術館のエリアを12に分けています。見たいエリアを選択してご覧下さい。
パリの歴史を年代別に紹介する歴史美術館。ルネサンス様式の美術館は、16世紀に建築され、貴族が代々住居にしてきた由緒ある建物。約60万点におよぶコレクションは、絵画、彫刻、模型、家具、調度品、版画、ポスターなど多岐にわたる。
Ville de Paris and Christophe Fouin
凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、シャンゼリゼ通り、パレ・ガルニエ、サントシャペル、コンシェルジュリー、サン・ジェルマン・デ・プレ教会、サクレ・クール聖堂、国立近代美術館、ピカソ美術館など。
世界でも有数の美術館の1つ。12世紀に国王フィリップ2世によって建築されて以来、フランソワ1世、太陽王ルイ14世らの宮殿であったルーヴル城を1793年に美術館として開館した。コレクションは古代オリエント、エジプト、ギリシアローマ文明などの美術品から西洋絵画など30万点を数える。特に西洋絵画は13~19世紀の傑作が揃う。シャルダンの傑作のほとんどがここに。
© ATOUT FRANCE/Franck Charel
上と同じ
1648年に王立アカデミー付属学校として設立したフランスの美術学校。古典主義芸術を産みだす土台となり、ドガ、ドラクロワ、フラゴナール、アングル、モネなどを輩出。コレクションは教育のために収集されたもので、入学試験やローマ賞受賞作品など歴代の卒業生の作品、16~19世紀のマスターピース、建築図面や彫刻などがある。
上と同じ
ルーヴルに並びパリが世界に誇る美術館。1900年にパリ万国博覧会の開催に合わせて建設されたオルセー駅の駅舎だった建物を1986年に美術館としてオープン。1848~1914年までの印象派、ポスト印象派などを中心に、彫刻、写真、グラフィック、家具、工芸品なども所蔵する。
上と同じ
1900年のパリ万国博覧会のために建築された建物が1902年にはパリ市美術館となる。古代ギリシャの美術品から第一次世界大戦くらいまでの美術品を収蔵している。絵画は19~20世紀初頭のコレクションが充実。企画展も毎回評価が高い。
© ATOUT FRANCE/Michel Angot
上と同じ
コンコルド広場の隣セーヌ川沿いにある美術館、17世紀のお城によく見られた柑橘類専用の温室の館が名前の由来。モネが代表作「睡蓮」を一般に公開されることを望み、そのために改装されたといわれている。その「睡蓮」は計8点を所蔵する。
上と同じ
フランス象徴主義の画家ギュスターヴ・モローが青年時代から晩年までを過ごした邸宅に設立された美術館。モローの遺言により、使用したアトリエや壁一面に展示されている絵画など、モローが暮らしていたときのまま保存・公開されている。ここに立つだけでモローを存分感じることができる。
上と同じ
鉱山で財をなしたポール・マルモッタンの邸宅に設立された美術館。マルモッタンが収集したコレクションを基に、他のコレクターからの寄贈品も加わり、印象派を多く所蔵する美術館となった。とりわけ、モネのコレクションは世界有数で、“印象派”という名称の由来といわれるモネの「印象・日の出」などを見ることができる。
上と同じ
パリ郊外にある、ナポレオンの妻ジョセフィーヌが1809年から居住した宮殿。ジョセフィーヌ好みに改装された部屋、衣装や宝飾品、ナポレオンの肖像画や絵画コレクション、彫刻など栄華を誇った当時の生活を感じることができる。
上と同じ
太陽王ルイ14世が当時最高の技術と6万人以上の人員、資金を投入し、数十年の歳月をかけて建築した絢爛豪華なバロック様式の宮殿。調度品の隅々まで贅を尽くした宮殿と、ルイ14世が最適な見学順を書物に残すほどこだわった庭園は、絶対王政時代のフランスを象徴する一大建築物。見学に1日かけたい。
ヴェルサイユ宮殿内、庭園、大小トリアノン(離宮)、大厩舎、アポロの泉など。
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路にある教会。16世紀と20世紀に修復をされているものの、11世紀後半に造られた壁や13世紀の教会の遺跡が残る。ドラクロワが最初に依頼を受け、画いた作品「収穫の聖母」を所蔵する。
シャンティイ城最後の城主オマール公のコレクションが公開されるシャンティイ城内にある美術館。イタリアルネサンス絵画、17~18世紀フランス絵画、彫刻などの美術品は、オマール公の遺言により、貸出と配置の変更が禁止されており、それは現在でも守られている。
(c) ATOUT FRANCE/Domaine de Chantilly/Martine Savart
生きた馬の博物館、競馬場など。
印象派やルーアン派といわれた画家が何度となく画いた大聖堂が残るルーアンに、19世紀初頭に設立された美術館。ルネサンス時代から現代までの幅広いコレクションは一見の価値がある。ルーアンはジャンヌ・ダルクが処刑された地でもありジャンヌ・ダルクにちなんだ作品を展示する「ジャンヌ・ダルクの部屋」もある。
大聖堂、ジャンヌ・ダルク教会、サン・マクルー教会、陶器博物館など。
ピカソの初期から晩年にかけての作品を所蔵。美術館はパリ3区のマレ地区にあり、元々、塩税徴収官の邸宅であったことから、「Hôtel Salé サレ館(塩の館)」と呼ばれている。改装工事のため2013年の夏まで休館。収蔵作品の一部はアメリカ(サンフランシスコ)、台湾(台北)、中国(北京)、オーストラリア(シドニー)、カナダ(トロント)にて公開予定。
カルナバーレ美術館と同じ
ポンピドゥー・センター内に位置し、近代、現代美術(20世紀〜21世紀)の作品7万5000点を所蔵。絵画、彫刻、写真、ビデオなど、作品のメディアは多様。メゾン・ピアノとリチャード・ロジャースにより設計された建築は、開館当時、あまりにも前衛的な建築様式だったため、パリ市民からは批判の声がたえなかったが、現在ではルーブル美術館とエッフェル塔についで人気の観光名所の1つになっている。
pompidou by jnkypt
カルナバーレ美術館と同じ
20世紀の美術を代表するアーティスト(ピカソ、マチス、ブラック、ピカビア、モジリアニ、ジャコメッティなど)の作品8000点以上を所蔵するパリ16区の美術館。パリ市民に対する美術文化普及を目的とし、常設展は無料で入館できる。現代美術の展示を中心とするパレ・ド・トーキョーの東翼内に位置する。
パレ・ド・トーキョー、ギメ美術館、建築遺産博物館、グランパレ、プチパレ、シャイヨー宮、シャンゼリゼ大通り、凱旋門など
パリ7区に位置し、19世紀の彫刻家オーギュスト・ロダンの作品とロダン自身が収集していた作品を収蔵。ロダンの彫刻作品を中心に、絵画、デッサン、陶芸、版画、写真なども収蔵。美術館には庭園もあり、ロダンの代表作品「考える人」や「地獄の門」などが展示されている。
アンヴァリッド、オルセー美術館、マイヨール美術館、エッフェル塔、シャンド・マルス公園など
エミール・ベルナール、モーリス・ドニ、ポール・ゴーギャン、ポール・セリュジエなどが代表するポン=タヴェン派の作品を収蔵。ブルターニュ地方の街、20世紀、ポンタヴェンにゴーギャンなどが住み着き、「画家たちの街」として知られる。改修のため2014年の年末まで休館中。
ゴーギャンの足取をたどる散策路、現代美術国際センター、グザヴィエ・グラルの散策路など